2009年08月02日

初心者アーバンDJ

先週、DJやりました。楽しかったなあ。またやりたいなあ。楽しい以外に何も残らない一時間。ずっとふわふわ踊ってた一時間。DJイベントといってもジャンルの括りがあるわけでなし、リスナーが求めるものをかけたり、フロアを盛り上げたりするような必要は全くない。だから誤解を恐れずに言っちゃえば、お客さんは関係なく自分の好き勝手にやればいい!てなわけだ。誤解だろうけど(笑)

まあそんなわけで、当然ながら一般的なDJイベントとは違いますわな。音楽ジャンルはバラバラ。お客さんも出演者の名前以外何もわからない。この人がDJやるから行ってみよう!というものでしょう。そこで何をしようかな、と考えたわけですが。当日服部君に、木下君は現代音楽とかケージじゃないの?って言われたように、それを私がかけると、まあ当たり前の話なんですよね。予想がついちゃう。それじゃあつまんない。確かに、ケージかけながらその作品のお話をしていくというのも面白いとは思うけど。お、それやってみようかな。需要ないか。

で、実際何をやったかと。何も策は練らずに最近聞いてるものをかけました。暑いですね。だって夏だもん。音楽も涼しいのがいいですよね。ってことで今、我が家のヘビロテは、ジョージ・ベンソン。部屋の温度が2度下がりました。ギターも好きだけど、彼の歌も痺れます。クインシーがプロデュースしたのも軽いなあ。アーバンだなあ。てなわけで、この辺をかけようと決めました。始まりはブリージンから。定番ですね。その後は、ラムゼイ・ルイス〜ジョー・サンプル〜ブラック・バーズ〜ドナルド・バード〜ボビー・ハンフリーロイ・エアーズ〜ハービー・ハンコック〜アースなどなど。クロスオーバー的なもので。裏テーマは、天気予報や交通情報でかかってる音楽。レア盤とか持ってませんので、普通に入手可能なCDのみ。あー楽しい。

前日に角田さんが日記で映像を流すと書いてたので、私もHDに録りためてる秘蔵VTRを流すことに。裏テーマに合わせて天気予報にしようかと思ったけどどれも短時間なので、いわゆる美女温泉紀行もの30分、石田純一の「男をみがく! 50代からのおしゃれ術 モテ系心得帖」inおしゃれ工房、feel heart movingを。自分の部屋でCD聞きながらテレビの音を消してだらだら見てる感じで。俺の部屋。雑貨屋さんじゃないよ。

当日の皆さんの感想ですか?「木下くんこんなの聞いてるの?」「これって部屋で聞くものなの?」「音効さんだけが持ってるものじゃないの?」「楽しいの?」などなど。聞いてますよ!楽しいですよ!その代わり、私はプログレ知りませんし、ザッパも知りません。ザップなら好きです。ライヴも行きました。ロジャーが肩車されて会場を練り歩いてたの思い出すなあ。私は歌謡曲の後にロックをスルーして黒人音楽に行ったもんで。だから逆に珍しがられたという感じです。映像は楽しんでもらえたようですが(笑)

というわけで、あほあほ日記でした。
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2008年03月21日

東京一週間 fur fur 編

ちょうど一週間前なっちゃいますね。


14日にラフォーレ原宿ミュージアムで行われた、


fur fur という洋服のブランドの、'08 A/W collection に参加させていただきました。


もちろんヴァイオリン・プレイヤーとして。


コレクションの音楽をホースという超イカしたバンドが担当することになり、船頭である宇波拓氏の「折角だからサポート・メンバーを入れてホース・オーケストラにしたい」という要望から、ヴァイオリン、ドラム、ベース、そしてハープ(!)が加入し、生演奏を行いました。


ホースは友人がやってるバンドなんだけど、個人的に凄いファンでして、アルバムも繰り返し聴いてます。そんなホースに参加できたことは非常に嬉しいことであります。


曲は宇波君が作ったんですが、ニューヨーク25時といったアーバンでジャジーな感じのしっとりしたパートから、アップテンポで盛り上がる華やかでエレガントなエンディングパートへと流れるような構成で、見事なまでにショーを演出しておりました。モデルさんが全員出てくるフィナーレは圧巻で、演奏していて感動がこみ上げてくるほど!!


途中でヴァイオリンとハープだけになるという、オイシい見せ場もありました(笑)
ただ、めちゃめちゃ響かないホールだったので、自分の音が聞き取りにくくて苦労しました。録音でも音が小さかったので、聞こえてたのかなぁ〜



その模様は、fur fur のブログに、コレクションの裏側として、ちょこっと載っておりますよ。


コレクションの写真は、東京コレクションのサイトや、こちらのニュースで見れます。


しかし、モデルさんが美しいのは言うまでもないのですが、あの凛として歩く姿は、まさにプロフェッショナルですねexclamation×2感動しましたぴかぴか(新しい)リハーサルで本番用の服を纏って歩く彼女達を見て、こちらも良い演奏をせねば!と、身が引き締まる思いでした。普段はミュージシャンとの関わりがほとんどだけど、こうやって違う分野の方とお仕事をするのは、とてもいい刺激になるので、またやりたいっす!!!!!





・・・というわけで、モデルさんに見入る音楽隊の図です。


12425180_814824772.jpg



撮影はホースの服部氏によるもの。お恥ずかしい・・・







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2007年12月14日

12.12.2007@FUKUGAN





先日 FUKUGAN GALLERYで行われた『Solos#1』より。

『segments』の二曲目を再演。

セグメントの数は100ではありませんが。

FUKUGAN の村田さんが撮影&アップしてくれました。

感謝!


posted by kinok at 18:33| Comment(0) | live report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

2/21 複眼ギャラリーにて

私は出演しなかったんだけど、前日のメンバーが大阪はアメリカ村にある、複眼ギャラリーでライブをするので、行ってきた。

複眼に到着後、みんなで甲賀流のたこ焼きを食べに行く。
左から江崎さん、宇波くん、ロードリ、ロビン。
ロードリはかなり気に入ったらしく、もう一船。
甲賀流たこやき



この日のプログラムは、
・ロードリ・デイビス ソロ 作曲:塩見允枝子
・江崎/宇波/ロビン トリオ
・ジャン=リュック/村山 デュオ

ロードリの曲は、フルクサスの塩見さんが彼のために書いた作品。タイトルを忘れてしまったのが、悔やまれる。当日は塩見さんご本人がいらっしゃった。

塩見さんとお話していると、関西で現代音楽専門に演奏している「ネクスト・マッシュルーム・プロモーション」という楽団の話になった。主宰の作曲家の方とはお知り合いらしい。で、この楽団のコンサートが先日行われ、私が毎日新聞に批評を書いたのだけれど、それを塩見さんは読んでくださっていた。次の公演に行きたくなるような、フレッシュで良い文章だと言ってもらいましたわーい(嬉しい顔)褒めてもらうと、嬉しいやら恥ずかしいやらでテンション急上昇。周りのみんなに、笑われましたたらーっ(汗)

塩見さんの曲は、楽譜にどういう指示がなされているかわからないのだけれど、ハープに扇風機で風を送り、弦を振動させるというもの。西播磨にあるスプリング8で聴いた、アラン・ラムのワイヤー・インスタレーションが、何度かフラッシュバックした。扇風機から送り出される風によって得られる振動は、それほど大きくはないので、そのまま音が現出されるわけではない。ロードリはその音をピックアップで増幅させ、イコライザーで周波数帯を変化させることで、倍音を含めた様々な音をあたかも風が吹いて鳴ったかのように、紡ぎだしていた。

トリオ。前日のメンバー二人に、江崎さんのトランペットから出てくる長い音、短い音、大きい音、小さい音。密室の空間だけにダイレクトに各々の音が飛び込んでくる。耳だけでなんて聴いてられない。音が体を切り刻む感じ?ちょっと違う。でも確実に、音の表面をすり抜ける思考で対峙している。音色にしか興味を示さないなんて、もったいないよ!

残念なことに、デュオの途中で胃痛が再発。薬を飲み忘れたのだ。。


●●●
前日も含め、大変楽しく素晴らしい時間を過ごせた。
関西では、このような即興イベントが、あまり開催されていない。
やってても宣伝とかあんまりしてないしふらふら
また、即興と名前がついているものでも、私の好むものではない場合がほとんどである。それは、関西独自の音楽傾向だと言えるかもしれないし、事実そうなんだろうと思う。悪いことではない。

結局のところ、私自身が今回のようなイベントを地道に続けていくしかない。
関西には魅力的な音楽家がいるんだし、東京や海外からもゲストで来てもらって。
皆様、今後ともよろしくお願いします。


あれ?ライブレポートだったのに・・・そうそう、終った後みんなで川福といううどん屋に行ったんだけど、着いたら最終電車の時間五分前ということで、またもや打ち上げに参加できず。。。村山さんともゆっくりお話がしたかった。
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2007年02月28日

怒濤のライブ週間終了 2/20分

先週はライブ続きで、なかなか更新できず、また滞ってしまいました・・・


まずは森進一・・・ではなくて、ヨーロッパ勢とのライブから。
2/20、京都は東山五条(ちょうど清水寺の入口辺りですね)にある、「ギャラリーふじひら」でライブを行った。

・宇波/木下デュオ
・ロードリ/ロビンデュオ
・ジャン=リュック/村山デュオ

というプログラム。宇波氏のコンピュータから発せられる無機質な音が時間を分割し空間へと変換していく。毎度のことながら聴覚的事象が視覚化されていく現象は貴重な体験である。是非あなたもライブに行って体験してほしい!私と言えば、かえる目でお馴染みの、かえるさんこと細馬さんに「貞子みたいだなあ」と評されまして・・そう、髪が伸び伸びなのである。でも、構造が明確だと指摘されたのは、こちらの意図を汲み取って頂いていたので、喜んでるお調子者。ボーイングによる点と線の関係に焦点を当ててみた。出てる音はノイズだが。

ロードリはハープなのに持続音を紡ぎだしていく。驚いたのは、ロビンのチューバの音が非常にクリアーだったこと。微細な音の変化も聴き分けることができた。ロードリの音が繊細で、まるでクモの巣のように張り巡らされていくと、ブオっとロビンが吹き飛ばす。そんな光景は微笑ましくもあった。

ジャン=リュックと村山さんは、デュオのユニットとして活動しているため、息の合った演奏であった。相変わらずジャン=リュックのサックスから出る重音は見事。わざとらしい名人芸などではなく、自然に在るように。でも、怖いんだよなあ(笑)村山さんはシンバルを弓で弾いて倍音を奏でていたのだけど、伸びやかな平面が浮かび上がってきて、それがいろんな角度で合わさり、立体的な残像を現出させていた。

この会場は交差点の前にあり、全面ガラス張りの入口を背に演奏しているので、観客は車が視野に入る。興味深かったのは、目では車の動く時間が、耳では演奏している音の時間が、別々の速度で入力されていくのである。こういうの、初めてかも。

集客的には惨敗で反省しきりであったが、良いイベントだったと思う。

終電が迫っていたため、打ち上げに参加できず。。。
posted by kinok at 11:30| Comment(0) | live report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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