http://www.l-e-osaki.org/?p=5279
一年以上休んでおりました、イグイグ、復活です。
今回からイベントのタイトル表記が変わりました。
イグノラムス・イグノラビムス ミュージックから、Ig-Ig.Mへ。
読み方は今まで通り、イグイグで。
もちろんイグノラムス・イグノラビムス ミュージックは精神的支柱としてあり続けます。
イグノラムス・イグノラビムス ミュージックは鈴木さんのアイデアなんですが今回の表記変更は私が提案しました。
もちろんその名の通り音楽概念から我々は出発したわけですが、
38回を通してやってきたことを振り返ると、
我々が見据えるところはもはや音楽とはほど遠いよくわかんねー地平に立ってるのではないかと。
それが良いとか悪いとか言ってるのではなくて、
38回やったうえで、「ああ、こんなとこまで来ちゃったか…」みたいな感慨です。
そういうわけで、記号にしたほうが今の気分にフィットするなーと思った次第であります。
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イグイグでは毎回お互いがそれぞれ出し物を考え、それを同時にパフォーマンスするわけですが、
いつも鈴木さんのほうが何をやるか決まるのが早いんですよね。私はギリギリまで悩む。
そんで前日くらいに鈴木さんからぼんやりと内容に触れたメールが来るわけです。
それを見て私は焦るっていう(笑)
で、今回も鈴木さんからメールが来ました。
「事前には何も情報交換しないで、時間尺だけ決めてやってみようと思います。」
はい、いつもより余計に焦りました!
全く何もお互い知らないでやるのは過去にあったかな?あったか。
タイトル表記は変わりましたが、中身はいつものイグイグで。
いつもの、、、と言ってはみたものの「あーいつものね」って言える人は二、三人で。。
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昨年11月に、関西で江崎將史さんの企画で三日間イベントに参加したんですが、
共演者は美術系出自の方がほとんどで、あ、古池君はトロンボーン吹いてた。かっこよかったっす。
なんだろう…とても居心地がいいというか、しっくりくるというか、とても刺激的で…
美術とか音楽とか関係なく、自分たちが興味のあることをただやってるだけであって。
みんなのパフォーマンスの表現方法の多種多様さに驚いたし、いろんな発見があったなぁ〜
私は初日セグメンツのアーカイブ解説、二日目ワークショップ、三日目催眠術パフォーマンスをやったんですが、とても喜んでもらえて楽しんでもらえて大変光栄でありました。特に、催眠術がうけたのが一番嬉しかった…涙。いやね、催眠術はほんとどこでやっても白い目で見られてたんですよね…涙。
よくよく思い返せば、私のライブにl-eまで来てくれて面白がってくれる人たちって、美術系の人たちが多いんですよね。ありがとうね。
loop-line、l-eでずっと実験をやらせてもらって、背中を押しまくってくれて、そこでいろんなことが生まれてきて、それを形にして外でやって、受け入れてもらえて、これはとても幸せなことだと思った昨年末でありました。l-eが純粋なラボラトリーとして存在することの意義や意味に改めて感謝するとともに、2019年はもっといろいろ試していこうと思った2018年末でありました。
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たとえ同じコンセプトだとしても、アーティストの性格や興味、出自によって出てくる形態が異なるなーと。なんだかんだで性格がいろいろ決定してるよなーと。あ、これは最近常々思ってることでした。例えばDIYが好きな人って、自分でいろいろこつこつやるのが好きってのももちろんあるでしょうが、他人と絡みたくない、共同作業が苦手、他人に仕事を振れない、お金がもったいない、、、などの要因があって結果的にDIYにたどり着いたとも言えるのはないかなと。
私が実験的なパフォーマンスにたどり着いたのも、それ自体が好きというのもあるけれど、他の人と同じことをしたくない、王道を自分がやることに興味がない、コンセプトだったりの美学的な問題を考えるのが好き、完成品を事前に作り上げるのが好きじゃないとか、そういう性格が要請したものとも言えるのではないかなーなんて考えてみたり。ラジバンダリ。って言っちゃうよねー。
と、気づいたら片想いいつのまにか好きだったあなたを思うその度なんだか切なくて…じゃなくて、気づいたら寝てしまってまってました。
あ、これを書いてたのは2/2前日の夜でした。
もうあと数時間したら本番です。
直前のブログ更新をやめたい…

2月3日(日曜日)
『Ig-Ig.M』
(chapter 39)
「民間療法の中には治療効果のあるものもある。」
open 19:00 start 19:30
1000円 飲食物持ち込み自由
場所:大崎l-e http://www.l-e-osaki.org
出演:
木下和重 etc.
鈴木學 etc.