「身体意識について」というタイトルで、文体も硬め。
なんだ、なんだ、急に難しげなメールをよこしやがって!と思ってたら、
彼のブログに載せようかなーと思って書いた文章らしく、でも諸事情で更新ができないとのこと。なので、ここに私の軽い返答も含めてのなにげないやりとりを載せてみようかと。
弟
「身体意識について」
テレビで世界女性の胸キュン会談というのを見ていた。
日本女性の七割が、頭を撫でられると胸キュンするというデータから開始するのだが、世界的な意見ではNOであった。これは日本女性の身体意識が頭から天に向かって昇っているのに他ならない証拠でもある。
海外とくにヨーロッパでは頭から天に向かって昇る意識が必要な場所には意図的に天井が高く建築されているのは大聖堂や美術館などの高い天井が存在していることからも考察できる。
そして、海外女性では身体を操作コントロールできる男性に人気があった。
ヨーロッパでは日本のコンビニのように体を鍛えるジムがあるというのだが、これも身体意識をコントロールし鍛えるためにあると言ってもいい。だが、ジムによる身体の鍛え方だと意識は育たない。そこで、日本の柔道や武術が母国である日本よりも盛んなのが身体意識のレベルを上げたいという本能的な欲求だと理解できる。
現代の日本人が身体意識のレベルがトップであるのは、先祖代々遺伝子レベルで育て上げられた生活動作、まさしくライフスタイルが遺伝子情報の劣化しにくい女性に脈々と受け継がれているのだと、私は感じた。遺伝子情報は食事の吸収率から見ると、三世代という長い時間を必要とすることから考え、細胞DNAからなる身体意識レベルも、吸収率と大差はない。
今を生きる日本人を見ていると、身体意識レベルは下がりに下がっている現実現状を背景に、日本文化は近い未来には崩壊することになるだろうと私は感じている。
そして現在、優れた日本文化は海外に求められ海外の人の身体を保管場所として代々と伝わるだろう。
人間は興味のあるものにしか目が動かない。
現代の日本人が失なわれた母国の宝に目を向きなおす時を、楽しみにすることにしょう。
終
テレビを見た感想でした。
ちちんぷいぷいを見て。
兄
日本文化が欧米人の身体を借りて生き続けるという考え方は面白い!
ならば、逆輸入という形でしか、自国の宝に目を向け直すことはないやろな。
そもそも再評価なんてあるんかな?細マッチョとかいうてる世の中やからなぁ
やはり学校教育のレベルから考え直していかんとあかんわな。
一つ質問が。
日本女性は頭から抜ける身体意識があるから頭撫でられて嬉しいけどけど、ヨーロッパ女性が嬉しくないのは、その意識が無いから。で、その後の文の、ヨーロッパには天井が高い建物がある、というのの繋がりは?どういうわけ?
弟
輸入という形でしか評価できない現代感覚も変だけどね(笑)
細マッチョは良いかと思われるが、意識が向いていないからマッチョに意味はない。
必要なのは筋肉繊維の太さではなく伸縮性。
真の意味で体育が必要ですな。
質問〜アンサー。
ヨーロッパに高い建物があるのは
その時間軸、場所で必要性があるから〜
大聖堂や美術館、ホールなど
見方を変えれば儀式的でもある。
生活動作や日常に組み込まなかったのは、体つきがガッシリとたくましかったからだろう。
一方、日本人の体つきは貧相で弱いから体を鍛える同軸上に意識レベルの向上も組み込んだのであろうね。
兄
なるほど。
天上に向かう意識を建築などの外部に求めた西洋人と、自らの身体という内部に求めた日本人の違いなわけやね。
外部/内部の問題は、もちろん宗教の違いが大きいんだろうけど、身体のサイズの違いが起因するという考え方が面白いと思う。
こういうこと書いてる本ある?
弟
さすがに理解が早い。
そういうことです。
同じなのは無いけど、
武術の松田隆智
甲野義紀
身体運動研究者・高岡英夫(ゆる体操)
彼らの本は見解が近いかもね。
全員、他のジャンルの一流と対談しているので面白い言葉や表現が登場している。
タイミングがあえば一読をお薦めしますね。
とまあ、こんな感じ。みなさまのオススメ図書があれば教えてください!
そう考えるとヨーロッパの街の見方が変わりそうです。