2018/10/07
something & something else
木下和重(something)
坂本拓也(something else)
open/19:00 start/19:30
\1000
@l-e(大崎、戸越銀座) http://www.l-e-osaki.org
2018年10月07日
10/7 something & something else 告知
Tonight今夜です。SEGMENTSと題して時間と構造について10年以上取り組んできたわけですが、SEGMENTSは一旦置いといて、運動や変化そのものをパフォーマンスとして表現するにはどうすればいいかというのはずっと問題として持ってて、なかなか実現できずにいました。何が難しいって、運動する物に焦点が当たりがちだということ。音だと、人は何から音が出てるのかを知りたがる。すごい知りたがる。そんで、その音がどうなるのかを知りたいのであって音の動きだけを聴いてるわけではない。そりゃそうだ。音から離れて、ビジュアルだけで何か物を使ってやる場合でも同じことで、その物の形状や意味なんかに引っ張られて見たり聞いたり解釈したりするわけですよ。じゃあ物ではなく、演者の身体だけならどうか。ダンスとかね。でも手とか足とか動かしてると、動いてる部位が気になりますわな。動いてる右手がどうなってるのか、と。右手がどうなるとかじゃなくて、どうにかなってる、なっていく動きだけを抽出してお見せしたいわけですよ。運動する物の情報を頼りに鑑賞するのは当然のことといえば当然なわけです。じゃあ、その物の情報をゼロにするのは無理だとしても、限りなくゼロにすればいいのではないか、と考えてたどり着いたのが黒い布なわけです。黒い布が暗闇でもぞもぞするんです。何が動くか知ろうとしても黒い布がもぞもぞするだけです。坂本君はそのもぞもぞに関係なく光を発します。もぞもぞする黒い布と光。見えたり見えなかったり。楽しいから来てよね!なんてことは口裂け女に脅されても言えませんが、これを見て何かを感じる人はいるはずなのでめげずに告知します。出落ちの向こう側に興味がある方は是非ともお越しください。長失礼しました。