2014年12月31日

2014年のライヴ、納めました。その三

『Bunko - Bongo』の後は、『否本(イヤホン)』

イヤホンを耳に付ける。でもどこにも繋がない。
繋がってないことをお客さんは知らない。
何かを聞いてると思ってることだろう。でも実際は、何も聞いてない。
いや、「イヤホンから出てる音」を聞いてないということなんだけど。
それも知られてはいない。

13分間演奏。いくらでもいいんだけど。

そして、紙とボールペンを取り出し、『生きた心地とは』を。
続けて、サンタクロース人形の腰振りダンスの真似をして、おしまい。

これにて、本日のライヴは終了。
今年も色々とトライしたイグイグでしたが、最後に骨のあるパフォーマンスができました。

来年のライブはまだ決まっておりませんが、決まり次第お知らせします。
よろしくお願いしま〜す。いたしま〜す。
では。


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2014年12月29日

2014年のライヴ、納めました。その二

その一から、ちょっと間が空いたけど。


『Bunko - Bongo』、タイトルはユースケ・サンタマリア・リスペクトでもあります。なんちゃって。
『生きた心地とは』が、実際には”書く”という行為に焦点を当てた作品だったので、
そこから”読む”という行為が思いついた。読み書きそろばん、ではないけれど、連想ゲーム。
単純に、字を読んで音を出す。本が楽譜となる。
何を読もうか、いつ読もうか、といったルールを決めていく。
文庫本を六冊、未読のもの。全て新本とする。古本は無し。
六冊すべて異なる書店で購入し、カヴァーをつけてもらう。
本の選定基準は、そこの書店で一番読みたいと思った文庫本であれば何でも。
読みたい本が複数見つかれば、次の書店で買うのも良し。在庫があれば、だけど。

で、私が選んだのは次の六冊。

あおい書店『すべてはモテるためである』二村ヒトシ
大盛堂『犬とハモニカ』江國香織
紀伊国屋書店『時間』吉田健一
リブロ『動物と人間の世界認識』日敏隆
文教堂『遊びと人間』ロジェ・カイヨワ
ブックファースト『デッドエンドの思い出』よしもとばなな


ライヴ前日、仕事が終わってから渋谷にある書店をまわった。ここからこの曲がスタートしてる。

まずは、あおい書店。最近この本の存在を知った。AV監督が書いた恋愛指南本らしい。
でも内容は、もてないと悩む当事者を鋭くえぐりまくるものらしい。
えぐられてると思わない人は、もてる人か、望みのない人か、どちらかかな。
読むの楽しみ。

続いて向かったのが、大盛堂。うーん、数が少ない。ほとんど小説だし。
というわけで、江國香織さんの新刊に決めた。
初期作品はほとんど読んでたけど、ここ数年読んでなかったので、短編だし、薄いし、これに決めた。
読むの楽しみ。

渋谷のロフトの隣に新しくできた紀伊国屋書店へ。
ここも少ないなあ。でも、欲しかった『時間』吉田健一があったので決定。
この本は、ホン・サンス監督の映画『自由が丘で』に主演の加瀬亮が持ち歩いてた本。
セグメンツやってるので、時間論関係の本には目がない。
しかも大好きな映画に出てる本となれば、自分も真似して持ち歩きたいものである。
読むの楽しみ。

坂を上がって、パルコの地下にあるリブロへ。おー、いっぱいあるぞ。
いっぱいあると、迷いが出てくる。なんでもいいのだけど、お金もかかるし、あー、なんて曲を考えたのだ。
はじめ、中島らもさんの明るい悩み相談室にしようと思ったけれど、コレはキープで。
で、色々迷って、前から読みたくて、でもなぜか持ってなかった日敏隆『動物と人間の世界認識』に決定。
わからないことは、細馬さんに聞いてみよう。
読むの楽しみ。

あと二冊だ、ってんで丸善ジュンク堂へ。ここはありすぎ!
さんざん迷って、結局決まらず。。帰宅。

l-eに向かう前に、二子玉川の文教堂へ。
うーん、どうしよう。カズオ・イシグロの『日の名残』が気になったけど、
さんざ迷って、『遊びと人間』ロジェ・カイヨワに決定。
この本は、大学時代の恩師、長尾先生に読めと言われて素直に読ん・・でなかった。
心のどこかに引っかかったままの本なのでした。買えてよかった。でも、読まなきゃね。
読むの楽しみ。

そして渋谷のブックファーストへ。もうすぐ入り時間!金もない!金がないので小説に限定。
よしもとばなな、という文字に目が行った。昔々に『TUGUMI』を読んだぐらいかも。
『デッドエンドの思い出』が面出しされてたので、これに決定。短編集だし。
読むの楽しみ。

なんだか、繋がりがあるのかないのか、繋がらなくていんだけれど、よくわからない六冊でありました。
これに関しては質問もなかったし。質問自体があまりなかったか。

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『Bunko - Bongo』は30分の作品なので、って、何分でも何時間でもいいんだけど、
この六冊を、30分間のどこで、どの本を、どの1頁分を読むのか、という指示が書かれた楽譜に奏者は従う。
時間はランダム関数で出した。いつもそうしてる。
なので、1頁読み終わらないうちに、次の指示が楽譜に書いてたりする。
今回は、それは無視。現実的に無理なので、1頁読み終わった時点の楽譜の指示に従うことにした。
最初から考慮して楽譜を作ればいいんだろうけど、それはそれで面白いかなと。
六人いれば、楽譜通りにある程度はできます。
好き勝手にやるのはダメだけど、まあでも、楽譜通りにやることが目的ではないので。

本はこんな感じで並べてみました。どん。

IMG_20141223_194902.jpg

文庫本六冊と、手前にあるのが楽譜。

いやぁ、文庫本のサイズ感が鈴木さんのエレクトロニクスみたいでしょ?
って言ったら鈴木さんが黒いツマミを貸してくれた。文教堂のカヴァーの上に四つあるやつね。
写真を撮って、すぐ返しました。使わないのでね!

読み方の指示は特になし。だけど、実際の演奏では、各本ごとに読み方を変えてやってみた。
読めない漢字が出てきたら、隣にあるパソコンで調べるフリだけして、そこでストップさせた。
読みながら、何でこんなの声に出して読んでんだろうってのもあったけど、まあ仕方がない。
リンクしてくる内容もあったりで、面白くはあった。

で、この作品の再演は、六冊全て読むまで禁止されています!
このネタをやりたかったら、全部読め、ということなのです。いつのことやら…

とりあえず、よしもとばななさんから読んでますが、なかなか進みません。。
普段よく読んでる本は、知らないことを教えてくれる系のものばかりなので、
小説の物語の世界観に入るまでがなかなかしんどい。
でも、続きが読みたいなと頭の中のどこかにずっと引っかかってるので、良い傾向かな。
posted by kinok at 03:28| 神奈川 ☔| Comment(0) | イグノラムス・イグノラビムス ミュージック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月24日

2014年のライヴ、納めました。その一

l-eから帰ってまいりました。

2014年のライヴ納めは、イグイグでした。
今月は2本もイグイグがあって、曲を作るのが大変だった!
GENESis仙台公演もあったもんな・・そのかいあって、全てオモローでした。

今夜のイグイグのテーマは、『I felt more dead than alive./生きた心地もしなかった。』。

例のごとく、お互い何をやるかは全く知らずに、別々のパフォーマンスを一時間行う寸法。
私は、3つの作品を新たに制作。

1/ 『Bunko - Bongo』30分
2/ 『否本(イヤホン)』13分
3/ 『生きた心地とは』15分

テーマを考え、最初にできたのが、『生きた心地とは』だった。
これは「死」の音について考えた作品。「死」から「生」への照射。
そこから、お別れの文章を書くというパフォーマンスが思いついた。
書く時に発生する音に着目したもの。
ペンが紙とすれる音、テーブルが揺れる音、ペン自体から発する音、カチャカチャっていう。
ペンを回したり、叩いたり、テーブルも叩いたか、足踏みしたり、貧乏ゆすりしたり。
色んな音が書くという行為から発生する。
増幅すればジョン・ケージだな(笑)いや、多分にケージ・マナーに則ってます。

このパフォーマンスは三つ目、最後に行った。
もちろん、何を書いてあるかお客さんには知らせない。
でも、50分になって、ロープを天井からぶらさげた。
この行為で、お客さんの感じてたものの意味が変質するかもしれないし、しないかもしれない。

そこで何を書いたか。
恋を伝える文章とお別れを告げる文章で、音の違いはあるのだろうか。
音から文章の内容を判断することはできないけれど、その音は、
明らかにその文章を書くことによって発生したものである。

可能な限り、もしそうなったら、という気持ちになって、その場で考えました。
自分なりに、真剣に向き合ったものです。
公開しようかどうか悩みましたが、記録として残すことにしました。
来てくれた方々には、ネタばらし的なものです。



擦ると消せるボールペンで書くって、覚悟の無さの表れかな。
こうなった現実をなかなか受け入れられないけれど、
絶対に避けられないことならば、そうするしか方法はない。
生まれてくるのも独り、この世を去るのも独り、って誰が言ったのか。
そりゃそうだよな!うん。
でも、今までを振り返ってみれば、色んな人たちに出会い、そして、
お別れをして来た。
楽しいことばかり、じゃなかったけれど、苦しかったこと、辛かったことや、
なんか続かないや・・・
こうなるってわかってから、全ての経験が愛おしく思えてきた。
だって、それが生きてるってことなんだもんな!!!
自分と関わってくれた人たちに、ほんと感謝してる。
「充実した生」って本で書かれてあるたびに、何を言ってんだ!と、
思ってたけど、「生」自体がそれでもう充実したものだったんだよね。
それがわかってたら、もっと充実してたかな?
いや、生きること自体が重要なんだ、ていうね、今頃わかるなよなって話だ。
さようなら、とは言わない。淋しいからね。
独りはそんな悪くない。好きでもないけど。知ってた?
でも、仕方がない。ナゲヤリじゃなくてね。
ありがとう、って言うのが一番良いかな?
なんて、最期まで他人の目を気にしてどうすんだ(笑)
じゃあ、ま、行ってくるか〜

ダンス!!!




ダンスというのは、鈴木さんから最後に踊るサンタクロース人形の動きに合わせて二人でダンスがしたい、と申し出があったので、この言葉で締めました。



2014年12月06日

明日、仙台でGENESis公演あります

仙台在住のミュージシャンで、サックス奏者の須貝さんが企画してくれました。
須貝さんは、仙台からl-eまでよくライブを見に来てくれたりと、とてもお世話になってます。
前々からGENESisを仙台に呼びたいと言ってくれてて、ようやく実現の運びとなりました。

我々はいつもの通り、ジェネシズって来ます。
さ、どうなりますやら。

いつもは何をやるかはお知らせしませんが、今回はちょっとだけ。
最後にGENESis合唱隊が登場しますよ。お楽しみに!

information は、information vs segments で見事な試合を戦った大好きなバンド。
お互いの時間論をぶつけ合いました。
明日の演奏も楽しみです!

儚きの瞬間、須貝さんや前回の仙台でもお世話になった澁谷さんらのバンド。
どんな素敵な曲を聞かせてくれるのか、今から楽しみであります!

出演者一同で、セッションもあります。
私もヴァイオリンで参加します。
古池くんもトロンボーンで参加です。
あ、GENESisでは二人とも演奏しませんよ!

ではでは、仙台で会いましょう!





12/6(土曜日)

仙台l-eフェス at ギャラリーチフリグリ

open18:30 start19:00
1000円+1ドリンク(400円)

<東京>
GENESis
information
<仙台>
儚きの瞬間


ギャラリーチフリグリ
http://chifuriguri.sakura.ne.jp/chifuriguri/?p=888
posted by kinok at 01:55| 神奈川 ☀| Comment(0) | GENESis | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月02日

今夜はソロ・ライヴします

今夜、あと数時間後です。

ソロ・ライヴをやります。


これは、私の今を見てもらう場です。




12/2(火曜日)

  DSC_8643 re.JPG

木下和重ソロ


木下和重 violin

open: 19:30, start: 20:00
¥1000+1drink
大崎l-e http://www.l-e-osaki.org


【告知文】

こないだ風呂に入ってて、ふと思った。

自分にとっての即興演奏とは、

”参照点としての過去と決別し、今という瞬間を生きること”であり、
それは、自我の押し付けではなく、自己存在の確認のようなもので、
私はヴァイオリンとの対話でそれを行っている。

とも、言えるんじゃないだろうかって。

というわけで、木下和重ソロです。
もちろん、ヴァイオリンと一緒です。
よろしくお願いします。

木下和重



posted by kinok at 15:29| 神奈川 ☀| Comment(0) | live information | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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