いよいよ今週金曜日に迫りました、セグメンツ・プロジェクトです。
昨年は音以外に、色や身振りを用いて、視覚でもセグメントを形成する試みを行ってきました。つまり、音を消してしまったわけです。
そこで前回の最後の曲で、視覚も消したらどうなるだろうかという考えから、会場を真っ暗闇にして身振りを行い、数回、ブラウン管が一瞬だけフラッシュするというものを書きました。時々我々の姿がボヤっと見えるっていう。かなり変な作品でした。
それだけに、この作品が最も強く印象に残ったわけで。(この暗闇は、音に集中させるという意図ではありません。実際のとこ、発音体が視覚で確認できない状況で聴覚だけ集中させるのは難しい。)
というわけで、今回はこの路線を引き継ぎます。
気分は、セグメンツ・セカンド・シーズンです。
テーマは、「音と光のセグメンツ」
音なんですが、どうしようか、かなり悩みました。
暗くなると楽譜は見えない!
そうなると、即興でやるしかないんだろうけど、誰にお願いしたらよいものやら・・
悩みに悩み、出た結論が、EKE。
EKEしかないっしょ!
進揚一郎氏とやっておりました、EKEが一年ぶりの復活します!
多忙なところ快諾してくれた進君に感謝多謝!
というわけで、セグメンツ・プロジェクトに初めて、即興演奏を導入します。
といっても、'即興'の部分はそんなに大事ではありません。聴き手には関係ありませんから。
光はもちろん、analogic坂本拓也氏です。
坂本君は、今のセグメンツには欠かせない重要人物。
9回かぁ。よく続いたもんだなぁ。野球ならゲームセット。
毎回試行錯誤して手を変え品を変えやってきました。
これでも色々考えてるんですよw
まだまだ続けれるんだけど、ネタを出すタイミングとかあるし。
聴き手が構造が自明だとわかってからがスタートなんだしね。
聴き手を置いて、先に進んでもいいものだろうか。
これは前回が終わってからずっと考えてること。
観客のいない完全試合に意味はあるんだろうか。
与えられたおもちゃでしか遊べない現代人に喝!
こっちは色々考えてやってますが、
出てくるものは至極単純でバカバカしいものです。
なので、笑ってみてもらえれば幸い。
そんなわけで、みなさまお待ちしてまーす!
2010年3月26日(金曜日)
Segments Project vol.9
『音と光のセグメンツ』
出演:
EKE 進揚一郎、木下和重
analogic 坂本拓也
場所:千駄ヶ谷ループライン
料金:1,800円+drink
開場:19:30 開演:20:00