2009年09月25日

いよいよ明日

こんばんは。連休はどのように過ごされましたでしょうか。私はと言えば、田舎から遊びにきた母親の付き添いで、愛宕神社に行ってきました。木村拓哉の影響らしいです。なんだそれ。もちろん出世階段登ってきましたよ。これで出世間違いなし!

あと、横浜スタジアムに我が阪神タイガースの観戦に行ってきました。ここはグラウンドと観客席の間にあるはずのネットが無く、とても見やすい。でも、試合がつまらないとこれもどうでもいい話。安藤が投げて勝った試合を見たことが無いんですよね。いつもボコボコ。ピリッとせい!うなだれて帰ってきました。ブザービート見て復活しましたが。




さ、世間話はこれぐらいにして。

セグメンツ・プロジェクト、いよいよ明日になりました。セグメントを知ることで、わけがわからないと感じてた音楽も楽しめるようになるよ!と、おせっかいがましく始めたシリーズ企画も六回目です。一周年記念しなきゃね。


前回、楽器を構える/構えないという身振りでセグメントを生み出して行きました。自分的には地球が裏返るぐらい刺激的なことやってるつもりなんですが、集客的には惨敗。これを受けて、今回は刺激的なものはやめようと。わかりやすくいこうと。従来のフォーマットでいってみようじゃないかと。それなら私はヴァイオリンやってんだから、弦楽四重奏じゃね?みたいな。そんな感じで決めました。どんなんや。そんなんですねん。


三曲やります。タイトルも決めました。

「pool」「sky」「split」

簡単なワンワードにしようと。「樫山」でもよかったんですが。それはオンワードですね。


全曲異なるアイデアで書かれています。「sky」「split」は、構成にも手を入れましたので、よりわかりやすくなってます。相変わらず音の選択はチャンス・オペレーションですが。でないと、私の好きな音の響きになっちゃいますので。


本人が一番ワクワクしているのかもしれません。うまくいったら、tenselessでリリースしようかしら。いや、ほんと、これでもか!てな感じでセグメンツ史上、最も美しいものになるはずです。セグメントもより明確に、それも難なく認識できるでしょうし。ぜひともこれはループラインに来て、体験してほしい。この声をどうやって届けたらいいものか。ここで叫んでも仕方がないのだろうか。。おっと、迷宮に入り込むところでした。


では、ループラインで会いましょう






2009年9月25日(金)



Segments Project vol.6



SEGMENTS STRING QUARTET


出演:
木下和重
千葉広樹
公文南光
池田陽子


曲目:
「pool」
「sky」
「split」


日時:2009年9月25日(金)
場所:千駄ヶ谷 loop-line
開場:19:30  開演 20:00
料金:2,000円+1drink



posted by kinok at 01:47| ☁| Comment(0) | segments project | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月18日

今夜はRGBとふいご!

今夜はRGB 2daysの初日です。


ふいごと共演します。


共演と言っても、RGBシステムだけなんですが。



今日のライヴから、私のシステムが凶暴になります。



ヴァイオリンから、可聴域外の音を出す装置が装着されます。


どんな仕組みなのか、まったくわけがわかりませんが、楽しみでなりません。


それに伴って、私担当の、緑色も暴れまくること間違いなし!





音と色が暴れまくるRGB、ご期待ください。



代々木の隣り、千駄ヶ谷で待ってます。






crack11



------------- RGB --------------------
RGBとは、光の3原色 Red、Green、Blueの頭文字です。
TVやPCなどのモニターはこの3原色の光強度をコントロールし、映像を投影しています。 本プロジェクトでは、3名の演奏家のサウンドがRGBの光強度に変換され、会場の壁面などに投影します。 物理現象としての音の視覚化です。 (鈴木學)


ふいご Fuigo on RGB
・古池寿浩 toshihiro koike (tb)
・中尾勘二 kanji nakao (sax,cl)
・関島岳郎 takero sekijima (tuba)
ふいごの音楽が光の3原色に還元され、壁面に写像されます。


RGB
・和田良春  yoshihaRu wada (bass)
・木下和重 kazushiGe kinoshita (violine)
・鈴木學 manaBu suzuki (electronics)
可聴域を超えた音が可視化されると・・・




open 19:30 start 20:00

charge ¥1,500+drink

千駄ヶ谷 Loop-Line 03-5411-1312
posted by kinok at 14:40| 🌁| Comment(0) | RGB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月17日

Segments Project vol.6 'SEGMENTS STRING QUARTET'

みなさんこんにちは。もうすぐ秋到来ですね。


秋と言えば、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、あき竹城と色々あります。


色々あるなかで、私がオススメしたいのが、




セグメンツの秋



でございます。





そう、


来る9月25日、来週の金曜日にセグメンツ・プロジェクトが開催されます。


もう六回目になります。


隔月でやってるから、ちょうど一年経ったということですね。



そんなセグメンツ・プロジェクト、一周年を記念しまして、



あたためていた目玉企画、弦楽四重奏をやりますexclamation×2exclamation×2exclamation×2exclamation×2




今までのセグプロ史上、もっともわかりやすく、もっとも甘美なものとなることでしょう。



前回の「構え」のように音が無いということはもちろんありません。



しかも弦楽器から現れる音は、ノイズではなく楽音なんですよ。すごい。



まあこれが世間一般的には当たり前なんでしょうが、セグメンツ的には異常。



音、つまりセグメントの内容物がわかりやすいため、セグメントの認識が容易になります。



はっきりと、セグメントの違いがわかります。



違いのわかる男(女)になれます。



しかも、同じ弦楽器なので音が重なったセグメントは、和音のように聴こえたりもします。



これはまさに、ケージが<ナンバー・ピース>で実践した相互浸透による和音ではありませんか!



でもセグメント自体がケージに由来するものなんで、当たり前な話なんですけどね。



メンバーは、

第三回セグプロそしてセグメンツ・オーケストラ出演者でもある千葉広樹氏(violin)

セグメンツ・オーケストラでの出演やセグメンツに深い造詣のある公文南光氏(cello)

紅一点、セグプロ初登場であります池田陽子氏(violin)

そして私であります。



皆さんお気づきかもしれませんが、弦楽四重奏と言っておきながらビオラがおらへんやんけと。なにぬかしとんねん、と。

そうです、ヴァイオリン奏者が三人で、ビオラ奏者はいません。

ビオラ奏者の知り合いがいないので、仕方が無いのですよ!!

開き直ってるわけではありませんが、ビオラ音域が無いと困るような和声があるわけでもないので、ヴァイオリンだけにしました。






自信をもって、皆さんに楽しんでいただける演奏会になるよ、と言えます!


今まで難しそうとかで敬遠されてた読者の方も、是非足を運んでみてはいかがでしょうか!お待ちしております!






2009年9月25日(金)

Segments Project vol.6



SEGMENTS STRING QUARTET


木下和重, 千葉広樹, 池田陽子, 公文南光




日時:2009年9月25日(金)

場所:千駄ヶ谷loop-line

開場:19:30  開演 20:00

料金:2,000円+1drink
posted by kinok at 00:59| 🌁| Comment(0) | segments project | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月09日

ぱらちゃん

いや〜、ヒドい(笑)そのまんまアレですよね。
でも楽しい!最近のお気に入り。



posted by kinok at 07:59| ☔| Comment(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月04日

ケーキとおっさん

今日は午後から村山さんとお茶してました。


先日のready'nコンサート、空間が与える心理的影響、即興演奏のスタイルの歴史/変遷、即興観、自我の問題、感応、次回のライヴなどなどなど、実に濃ゆい二時間半でした。こんなに音楽について語るのは久しぶり。いつもくっだらない話しかしないもんなあ(苦笑)


ちなみに、私がティラミスで、村山さんはガトーショコラ。


村山さんは明日から札幌でライヴです。
http://d.hatena.ne.jp/ongakusai/

posted by kinok at 23:10| ☔| Comment(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

厚く御礼申し上げます

先般、ready'n CD発売記念コンサートを開催いたしました。


正直、集客に関して不安もありましたが、多くの方々にご来場頂き、感激いたしました。ご来場頂いた皆様、そしてループラインさん、本当にありがとうございました!


ほっとしたせいか、その夜から頭痛に悩まされています。。一定の時間間隔、金槌でガンガン殴られてるような痛みがありまして。。。薬って効くんだなと改めて実感した次第。









ここで少し、当日の個人的感想をば。



CDをお持ちの方はご存知かと思いますが、ready'n は村山さんのインストラクションによって演奏がなされております。



40分/20分/10分の3曲が収録されているんですが、演奏者三人の位置が点在して離れてあり、曲毎に演奏者がローテーションで入れ代わります。



本番の前の打ち合わせ時、演奏者の位置をどうするか話し合いました。ループラインは床がフラットな長方形の空間で、ステージと客席が約半分で、客席部分にカウンター厨房があるレイアウト。



村山さんが、客席部分に、ステージ部分、お店のカウンターの中、つまり厨房!!!!!にそれぞれ位置するという妙案を提出、即決定。客席部分は、全ての椅子を演奏者の方に向けるというオウンゴール的配置に。お客さんは、そこに座った演奏者しか見えないし、そこに座った演奏者は一手に視線を向けられること。まあ首をひねればステージ上の演奏者は見えるんですが。でも、いくら首をひねったところで厨房にいる演奏者は見えません!



この演奏者が点在するというポジション。録音した時は、マイクと演奏者の距離が曲毎に代わることで音量や奥行きなどの変化が見受けられるという、音響結果に関わるものだと考えていたのですが、今回のコンサートでは音響結果よりも、それが演奏者の意識や心構えといった心理的側面に非常に影響を与えるものだということを改めて実感しました。それは、観客においても同様でしょう。








では、実際のところどうだったか。私の場合はこんな感じ。



最初の40分では厨房内で。じゃんけんで勝ったため。
いつもの即興に臨む態度、つまり予め決められた方針に沿っての演奏。
ここに共演者との表層的な音響のコミュニケートはない。
周囲に視界が遮断されているせいか、共演者の音がいつもよりクリアに聴こえる。
また、響かない空間なので、自分の演奏している音が聴こえにくい。
だから、有体離脱ではないけれど、俯瞰しながら演奏しているような感覚だった。



次の20分も、もちろん同様な態度での演奏ではあったのだけど、なにぶん位置が観客部だったため、チョイスした演奏方針が、「弦の上に弓の毛を密着し、小刻みに動かし続ける」という、contingencyでわりと盛り上がっちゃう系に。ぴったりと密着してるぶんには音は微かに弦が揺れ、時折弦がはじける音がするぐらいなんですが、より動かせば、それなりに激しいノイズが出てくる。やはり観客が一斉にこちらを向いている席では、より音に寄り添う演奏になる。共演者の音は聞いてるけど聴いてないのは、ステージに出演者が並ぶ普段の演奏に近い感じかな。




最後の10分ではステージで。スポットライトの下に座するものの、観客に無視されているというオモローな状況。先ほどとは打って変わって、観察的視点と言いましょうか、楽器を床に置いて弓を弦に挟み、ゆらゆらさせておりました。ここで俯瞰と書かなかったのは、「お、ハチイチの奴ごきげんで走ってるなぁ」と、模型のつばめやのCMよろしく共演者のエールを送りつつ自分の演奏に撤するといった具合から。



このように演奏場所が、即興演奏という枠組みでは心理的側面に作用するということがまざまざまざまと確認できたのでした。まあ確かに、演奏場所が影響するということは今までにも経験していたし、わかっていることではあります。世界遺産でやるとかね。やったことないけど。でも、そんな極端な場所じゃなくて、ループラインっていう馴染みの空間で、レイアウトを変えただけなのに大きな影響を受けるってーのが、とても興味深かった。少しの努力で大きな結果。または、ちょっと工夫でこの美味さ。




セグメンツなどの作曲ものと即興演奏は、表裏一体の存在。詳しくは別の機会にでも書ければ。
即興演奏をする機会が減っていたので、これからはどんどこやってきたい!
と思った一夜でした。需要があればでしょうが・・・・・



長々と失礼しました。
レーベル活動が継続できるよう、これからも精進致します。





tenseless music
木下和重
posted by kinok at 13:10| ☔| Comment(0) | tenselessmusic | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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